久々の旅行先で噴煙に追われて死にかけました日記

どうも、ちばたまっとです

 

久々の更新なのに音楽関係でも建築関係でも娯楽関連でもないのが悲しい

 

 

先ほど家に到着したばかりですが、今回は久々に県外へ旅行へ行った時のことについて書いていこうと思います。記憶が薄れないうちに文章として残しておこうという思いも込めて

 

 

僕は先月の29日からとある県のとある離島に大学の関係で旅行へ出かけました

 

一応身バレの可能性を少しでも減らすよう固有名詞は避けますが、まあこの記事が見られたら一発でバレるよね。思いっきり本名をハンドルネームに入れてるし

 

もしこの記事を見てる大学や島の知り合いがいたら一言、「ああ、この子こんなこともしてるんだ。へぇ、意外だね・・・」と思ってくれていいので心の中に閉まって置いてください。決して僕にブログ見たよなんて報告はしないでください。恥ずかしくて死にます

 

 

んで話は戻りますが、その離島は人口が150人にも満たない小さなところで、その島へは一日1回だけ往復するフェリーに乗って行かなきゃ行けません。僕は時間ギリギリで危うく1日野宿になるところでした

 

本来であれば島では島の人達の手伝いをしながら大学の仕事をする、といった予定だったんですが、思いっきり台風の直撃を食らっておおよそ手伝いで終わってしまって、もう無事家に着いた今でもその辺不安要素だよね。これからどうすんだ

 

とりあえずここらで島の写真を

 

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人口の少ない小さな所といっても、島自体は想像以上に広い印象を受けました

 

水も美味しく森も澄んでいて、お手伝いをさせていただいた島民の方々も優しくてしっかりとしている方ばかりで多くのことを学ばさせていただきました

 

島に来る前は小さな羽虫にさえ怯んでいた自分が、数日で大きな蛾などが家に入ってきても冷静に対処できるぐらいには成長することができて自分でもビックリです(しょぼい)

 

 

そんなこんなで忙しくも大切な経験値として充実した時間を過ごしていたわけですが、来たる8月3日の日曜日

 

その日は午前中に大学の先輩とお世話になっている島民の方のお手伝いをして、宿に戻って昼食を取ってから次の作業に入るまで休んでいました

 

そしてソファでうたた寝をしかけていた午後0時過ぎ頃、それはゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・という地鳴りのような音と共に何の前触れもなく突然やってきました

 

 

最初は、前日まで台風で天気が大荒れしていたこともあって、また雷かな?と呑気に思っていたのですが、その音は全然鳴り止む気配がしない

 

こりゃおかしいと思った矢先に、外に出ていた先輩が大声で「煙だ!」

 

 

山火事か!?と慌てて外を見ると、もはやそんなレベルではない大きさの黒煙がこちらへ向かっていました

 

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http://kerabu.blog.fc2.com/blog-entry-244.html様より転載。問題があれば削除します。上の写真を撮った方とはこの日、お手伝いをして家でお茶をご馳走になったりしたのですが、まさか数時間でこんなことになるとは・・・)

 

一斉に外から「逃げろー!」「早く!!」と怒声が響いて、寝ていた先輩も飛び起き、僕たちは何か荷物を持っていくような暇もなく宿から飛び出して港の方へ走りました

 

港までの道は下り坂になっているのですが、結構な距離があり、声をあげていた先輩達は既に島の人が運転する車に乗ってどんどん先へ行ってしまっていました。本当にもう、噴煙の流れが早かったので止まっている暇もないんだろうなと、その時は冷静に頭の中で考えていました

 

ふと横に目をやるともう大きな噴煙がすぐそばまで来ていて、「ああ、こりゃもうダメだ。終わったな・・・」と半ば諦めかけたそんな時、なんと、前を走っていた車が速度を落として止まってくれたのです。あの時は本当に泣きそうになりました

 

急いで車に乗り込み、僕の後ろを走っていた人達も次々と乗り込み、車の中はすし詰め状態になっていましたが、なんとか僕たちは噴煙に飲み込まれず無傷で煙を巻くことができました。車を運転していた島の方には、感謝してもしきれません

 

 

それから港へ着いた僕たちは、更に車で噴火口から一番遠い避難所まで行き、噴火が落ち着くまで待機していました

 

今回の噴火は溶岩が飛び出してくるようなタイプではなく水蒸気爆発のようなものらしく、所謂火口の「蓋が外れた」状態になったらしいです

 

なので、二次噴火の可能性が少なからずあり、というか二次噴火の方が本格的にヤバい状態になるので、みんなその日は気が気じゃないまま怯えて過ごしていました

 

 

噴火が収まった後に荷物の救出やら戸締りやらをしに宿へ戻りましたが、本当に雪が降った後のように灰が隅々まで積もっていて、改めて恐ろしかったです

 

ちなみに奇跡的に電子機器類を含め荷物はほとんど無事でした(干していた洗濯物は消失してしまったが)

 

 

そんな感じで二次噴火に怯えながらも島の方々の手伝いをし、ようやっとフェリーで島を離れられたのが昨日の話ですね

 

天気が荒れていたこともあり波が高く、本来なら運行していなかったような状態での運行(しかも島民のほとんどを乗せて)だったことや、フェリーに乗った状態で噴火が来たら為す術なく死んでしまうかもしれないといったこともあって、フェリーが島を離れるまでは内心かなりヒヤヒヤだったけど、無事に到着して良かった。船長に圧倒的感謝を

 

 

その後はまあ、一泊して無事オウチと。一件落着

 

 

あと他に書くことといったら、自分の身の回りの話かな

 

今回の旅行でその離島へ行った大学関係者は僕含め5~6人ほどだったのだけど、実は後から他の大学生や先生方、そしてワークショップをする予定だった高校生と何十人もの人がこの島へ来る予定だったのです

 

しかし相次ぐ天候でフェリーが運行せず、足止めを食らっていた矢先にこの噴火

 

 

もしも全員がこの島へ来ていたらと思うと、恐ろしいです

 間違いなく死傷者が出ていただろうと思います・・・

 

というか今回の噴火で死傷者が0人だったということがまず奇跡的なわけで

 

レベル1で入山可能だった山が突然噴火したんですよ?一人でも山を登ってたらアウトな状況で、よく誰も死ななかったと安堵の声が何度漏れたことか

 

気象庁は本気でもっとしっかり調査してくれと今回の件で感じました

 

 

 

そんなわけでフェリーで島を出た後はその先生と宿を取ってしゃぶしゃぶを奢ってもらって(死ぬほど美味かった)、ゆったりと今回の経験を省みながら帰ってきました

 

 

 

帰りの飛行場へ向かうバスの中で久々にイヤホンをして聴いたピノさんの曲が、人生で一番心に染みて、ちょっと泣いた

 

 


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